ハリウッドVFX業界就職の手引き

ハリウッドVFX業界就職の手引き
鍋潤太郎氏による、海外のVFX業界で働くための手引き。お薦めです。

2013年6月12日水曜日

写真を撮ってみる その2

いきなりですが、E3ですね。私もLAに住んでいるので一つ行ってみるかと思ったのですが、FacebookやらYouTubeやらに最新のゲーム機やらゲーム映像が早速上がっていて、ほとんどネットでチェックできるので行く気が萎えました。しかし次世代コンソールが発表されたので、今後が楽しみではあります。

それはともかく、「写真を撮ってみる」の2回目ですが、前回は写真を始めるにあたって、どんなカメラを用意すればいいか、その主立った条件を説明させて頂きました。今回はその条件に当てはまりそうなカメラを具体的に見ていきたいと思います。



一眼レフ

一眼レフはどれを選んでもほぼ間違いなく前回の3つの条件に当てはまります。NikonやCanonといった大手メーカーのものであれば、エントリーモデルでも十分役に立つでしょう。

一眼レフのアドバンテージは、光学式のビューファインダーから見た絵が実際に撮影される画像と一致していることで、これはフィルム時代には一眼レフの唯一無二の利点でした。またオートフォーカスが早いこともプロに愛されている理由です。実はこれらのアドバンテージは後にご説明するミラーレス・カメラにじりじりと差を詰められており、そういう意味では一眼レフの競争力はデジタルの時代においてはやや下がってきているのですが、膨大な数のレンズ資産を活かせるという別のメリットもありますので、トータルな面からまだ有力な選択肢といえるでしょう。





ミラーレス・カメラ

ミラーレス・カメラはデジタルの時代になって登場したレンズ交換式のカメラであり、その名称はいわば一眼レフに対する形でつけられたものです。一眼レフカメラは、カメラのセンサーの前にミラーが備わっており、このミラーから反射されたレンズの光がプリズムを通してビューファインダーに導かれ、撮影者が画像を確認できる、という仕組みです。それに対してミラーレスは、このミラーがなく、レンズを通して入ってきた光がセンサーに当たった後、そのセンサーがとらえたイメージを電気的な信号として背面の液晶モニターや電子ビューファインダーに表示する、という仕組みです。当然フィルム時代には出来なかった芸当で、撮影される映像をそのままファインダーやモニターで確認できる一方、ミラーがないためボディのサイズを劇的に小さく、軽くできることから、急速に普及してきました。以前はオートフォーカスの方式がコントラスト方式という、一眼レフで一般的な位相差方式よりも若干スピードで劣る方式が採用されていたためこれがネックでしたが、近年はミラーレスでも位相差方式が採用されるようになり、電子ビューファインダーの精度の向上なども伴ってもはや一眼レフと遜色ない性能を誇りながら、小さくて軽い取り回しのしやすいカメラとなっています。今まで本格的なカメラを手にしたことがなく、これから購入を検討されている方には、一番のお勧めのタイプのカメラです。




コンパクト・デジタルカメラ

携帯電話で写真が気軽に撮れるようになり、エントリー・ユーザー向けのカメラの需要が落ちてくると、コンパクト・デジタルカメラの中には高級機と呼ばれる、高性能のものが出回ってくるようになりました。こうしたカメラの中には性能において一眼レフのエントリーモデルなどと性能を競うものもあり、カメラを気軽に持ち歩きたい方にはお薦めです。こうしたものの中にはAPS-Cサイズかそれに近いサイズのセンサーや、F2.8以下の非常に明るいレンズがついているものもありますので、そうした機種を探してみるといいでしょう。ただし、こうした高級タイプのコンパクト・デジタルカメラの中にはレンズが単焦点のものがあります。当然レンズは交換できませんので、注意が必要です。またこのタイプのカメラはRAWフォーマットをサポートしていない機種も多いので、その点もチェックを怠らないようにしたいものです。



次回は実際の撮影に関してお話ししたいと思います。


これは私が最初に手に入れたデジタル・カメラです。私が日本でそれまで勤めていた会社、白組を退社してアメリカに渡る際に、会社の同僚が餞別としてくれたものです。1998年のことでしたが、当時はまだデジタル式のカメラはそう一般的ではなく、結構高価なものだったのですが、お店で値切りまくって買ってきてくれたそうです :-)

0 件のコメント:

コメントを投稿

注: コメントを投稿できるのは、このブログのメンバーだけです。