ハリウッドVFX業界就職の手引き

ハリウッドVFX業界就職の手引き
鍋潤太郎氏による、海外のVFX業界で働くための手引き。お薦めです。

2015年3月8日日曜日

Mayaによるモデリング、オンラインCGスクールなど

うかうかしている間に3月になってしまいました。「外国人を雇ってみる」と題した連載の途中ですが、今回はちょっとお休みしてCGを勉強されている方、あるいはこれからしようと考えておられる学生さんに参考になる本と、CGのスクールのご紹介をしたいと思います。

Maya実践ハードサーフェースモデリング

これは先月発売されたばかりの本ですが、元Double Negativeでモデラーをされていた北田栄二さんによるモデリングの参考書です。北田さんは「北田栄二の武者修行!!」というブログを書かれているのでご存知の方も多いかと思いますが、オーストラリアとシンガポールでハリウッドのメジャー映画のVFX製作を手がけたCGアーティストで、現在は日本に戻り、海外での経験を生かして日本のCG業界を盛り上げるべく福岡を拠点にご活躍されています。そしてその経験をもとにモデリングのノウハウを1冊にまとめたのがこの本で、図解が豊富なこともあって非常に分厚いです。タイトル通りモデリングに関して解説した本ですが、テクスチャ・ペイントやルックデブに関しても網羅されており、モデラーを目指しているCGアーティストや学生さんにはお勧めです。私自身、モデリングに関しては素人ながら興味があって勉強しているので、これから実際にMayaを操作しながら読んで行こうかと思っていますが、タイトル通り、ハードサーフェースのモデリングが主なトピックで、有機物のモデリングに関しては触れられていません。また、ツールもMayaとMariが中心で、ZBrushなどのスカルプト系のモデラーに関してはほとんど触れらていませんので、そういったことに興味のある方は注意が必要です。ただ、キャラクターのモデリングなどでも装備品などハードサーフェースのモデリングは結構ありますし、Mariによるテクスチャ・ペイントなどは参考になることも多いので、ぜひ手にとってみることをお勧めします。

CGオンラインアカデミー

私がDinsey在籍中にお世話になったモデラーの糸数弘樹さんが同社を離れられ、CGのオンラインスクールを開講しました。

http://www.cgonline.biz

糸数さんはかつてはWarner Bros.で「アイアン・ジャイアント」などの製作に関わられ、Disneyに移籍後は「塔の上のラプンツェル」「アナと雪の女王」などのメジャー作品に携わって来られた、いわばこの業界の大御所です。以前から後進の育成には熱心で、今回本格的な教育サイトの運営を始められるにあたっても、ソフトウェアのインストール手順からとかなり懇切丁寧なコース作りです。始まったばかりでページのデザインはやや殺風景ですが、CG屋としての技量は私が言うのも僭越ですが折り紙付きですので、興味のある方はまず無料の入門コースを試されると良いのではないかと思います。ちなみに各コースはただオンライン・ビデオを眺めるのではなく、講師によるネットを介した直接指導となっているようですので、無料だからと冷やかしで参加するようなことのないようにしてください。時間は夜間と、社会人でも参加しやすいスケジュールとなっているようです。ちなみに、使うソフトウェアは「実戦ハードサーフェースモデリング」同様Mayaですので、それ以外のソフトウェアに興味のある方は注意が必要です。



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