ハリウッドVFX業界就職の手引き

ハリウッドVFX業界就職の手引き
鍋潤太郎氏による、海外のVFX業界で働くための手引き。お薦めです。

2016年2月15日月曜日

スーパーボールのコマーシャル

木村でございます。既に1月をブッチ切り2月になってしまいましたので、今更新年のご挨拶というのもアレなんですが、今年もよろしくお願いいたします。さて、そういうわけで2月なんですが、アメリカでは2月にはビッグ・イベントがあります、というかありました。いわゆるスーパーボール(Super Bowl)というやつで、アメフトにほとんどなじみのない日本人にはとんと関心ないことかもしれませんが、NFL、つまりナショナル・フットボール・リーグの優勝決定戦があったわけです。アメフトはアメリカでは最も人気の高いスポーツの1つであり、スーパーボールは毎年2月の最初の日曜日(今年は2月7日でした)に行われ、アメリカの大半の家庭がそのテレビ中継を見る、と言われています。したがってその高い視聴率を目当てに、大企業がスーパーボールに向けたコマーシャルを用意し、放送するというのが慣わしとなっています。

実はアメリカ人の中でも、(特に女性は)スーパーボールに興味のない人というのはそれなりにいるのですが、このコマーシャルを見たいためにチャンネルを合わせる人というのが、結構いるそうです。で、このコマーシャル、オンエア後はすぐにYouTubeにアップされ、特設ページでそれらが全て一覧になって観れるようになっています。そこで、今回はこのコマーシャルの中から、いくつか面白そうなものを紹介しましょう。


私個人的な感想としては、今年はちょっと例年に比べて面白いものが少なかったように感じます。まずここ近年の常連だったGoDuddy(インターネットのドメインやウェブ・サービスを提供する会社)が今年はスポンサーを取りやめてしまいました。また、スナック菓子で有名なドリトスは、毎年一般からアイディアを募り、面白いものをコマーシャル化するという手法を取っていて、実際面白いものが多かったのですが、今年はいまいちでした。それどころか、下に紹介する妊婦バージョンでは気持ちが悪い、と苦情が殺到したそうです。


また、私個人的に奇妙だったのはトヨタのプリウスのコマーシャルです。このコマーシャルでは、銀行強盗がプリウスに乗って警察の追撃を交わすうちにバイラルとなり、人気を博す、という設定なのですが、そもそも銀行強盗に自社の製品を宣伝させるという発想がどうもしっくりきません。アメリカ人的にはOKなのか、と思ったのですが、そのアメリカのでも奇妙だ、報じているメディアがありました。



私個人的に好きだったのはTurboTaxのコマーシャルです。TurboTaxは納税申告をするためのソフトウェアで、アメリカでは会社勤めであっても自分で確定申告をする必要があるため、このようなソフトウェアに人気があります。スーパーボールのコマーシャルの多くは非常にお金がかけられているため、普段はコマーシャルで見ることが滅多にないアンソニー・ホプキンズのような役者も見れる、というのも1つの楽しみです。


この他にも、スニッカーズのコマーシャルでウィリアム・デフォーが、バドワイザーのコマーシャルでヘレン・ミレンがそれぞれ出演しています。

スーパーボールでは映画のコマーシャルも頻繁に流されますが、非常にスポンサー料が高いため、各スタジオがテントポールと呼ぶ、ブロック・バスター・ムービーのコマーシャルがほとんどです。今年はインディペンデンス・デイ2やミュータント・ニンジャ・タートルズ2といった続編ものが多かったですが、それに混じってアメコミを原作にしたDeadpoolのコマーシャルがオンエアされていました。ちなみにDeadpoolはアメリカではその翌週末(つまり先週末)に公開され、1億3500万ドルの収益を上げて興行収益1位を獲得しています。

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