ハリウッドVFX業界就職の手引き

ハリウッドVFX業界就職の手引き
鍋潤太郎氏による、海外のVFX業界で働くための手引き。お薦めです。

2016年3月31日木曜日

Kingsglaive Final Fantasy XV

木村でございます。まだ今年2回目の更新なのに、すっかり春になってしまいましたか。東京エリアはおそらく今日明日が桜の満開を迎えるのではないかと思います。私も仕事で東京に戻ってきてから2回目の春を迎えてしまい、なんだかアメリカに戻るのが億劫になってきました。さてその仕事の方なんですが、本日、日本で仕事を頂いているクライアントの1つ、SQUARE-ENIX社から、プロジェクトの正式な発表がありましたのでご紹介したいと思います。


私が今回お仕事をさせていただいているのは、同社の第2ビジネス・ディビジョンという、看板タイトルの「ファイナル・ファンタジー」シリーズ最新作15を開発している部署です。本日アメリカ、ロス・アンジェルスにおける同作のイベントで、ゲームの世界での別のストーリーを描くフルCG映画「Kingsglaive Final Fantasy XV」が発表されました。これまで同社の映像制作は、私もかつて在籍していたビジュアル・ワークスが一貫して行っていましたが、今回は同部署の全面的なバックアップを受けつつ、第2ビジネス・ディビジョン内の映像制作部隊が制作を行っており、私は今回そこでパイプラインの開発をお手伝いさせて頂いています。


日本の映像産業は残念ながら世界の市場で成功しているとは言いがたく、国内市場に特化した内向きな態度にしばしばその原因を指摘されてきました。ビデオ・ゲーム産業はその黎明期に日本のゲーム会社が大きな成功を収めたため、映像業界よりは優位な位置にいますが、そのゲーム産業においても次第に外国の会社の後塵を拝するようになり、一旦世界市場での足場を失うと、そのままフェードアウトしていく、という形が定着しつつあります。SQUARE-ENIXは、2001年に世界市場に向けて映画「Final Fantasy: The spirits within」を送り出しながら興行的には失敗したため、今だにそれを揶揄する人も絶えませんが、世界のエンターテイメント市場にコミットし続けていく姿勢を崩さず、こうして映画を作り続けていることは非常に評価に値することだと思いますし、同社がこれまで制作してきた映像作品3作全てに関わるチャンスを頂いたことにも私個人的には感謝をしている次第です。

世界中の多くのゲーマーが期待しているタイトルの映像作品ということで、社内のスタッフだけでなく、協力会社の皆さんも高い目標をかかげて制作しておりますので、完成の暁にはぜひみなさんにご覧になって頂きたいと思っております。また、この作品をご覧になってからゲーム本編の方を遊んでいただくと、より一層ストーリーが楽しめると思いますので、合わせてゲームの方も楽しんでみてください。映画の方はまだ公開日は未定ですが、ゲームは9月30日の世界同時発売を予定しているそうです。



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